厩務員とは、調教師が運営するトレーニングセンター内の厩舎(=会社)で働く従業員のことを指します。JRAの厩務員は、ひとり2頭の競走馬を担当し、管理責任者の調教師の指示を受けながら毎日の馬の世話をします。仕事の具体的な内容として、厩舎(馬小屋)の清掃、馬を洗ったり、馬のエサをつくったり、寝藁(ねわら)を干すなど、厩舎管理のほぼ全般業務をこなします。厩務員はまた、日々同じ作業の繰り返しであり、競走馬に魅力を感じ、厩務員という仕事に誇りを持てる人材で無ければ、いずれ仕事に飽きてしまうことも少なくありません。厩務員を経験して、調教厩務員、そして調教助手、調教師へとコンスタントに技術と知識を高めて成長する人も多いのが現状です。本当に「自分のこれからの一生を馬に捧げる」という覚悟が必要である職種であり、そうした特殊な世界だけに、やはり何らかのコネクションや競馬関係者との繋がりが、重視されていた時期もあるようです。厩務員という職種は、ほとんど馬に乗ることよりも馬の世話がメインとなります。しかし、実際には現場のニーズとして馬に調教をつけることのできる調教厩務員の方が多く、厩務員は調教厩務員への通過点という認識が多いようです。ちなみにJRAの厩務員から調教厩務員へは、調教師の認定を受ける必要があるのです。
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